精神障害 / あけぼのばし自立支援センター


精神障害

精神障害とは

「精神保健福祉法」での定義は、「統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有するもの」(第5条)とされていますが、国や法律によって定義は様々です。
広義では、「精神疾患やその後遺症によって日常生活に支障をきたしている状態」を指します。

精神障害の原因

精神障害は、原因によって以下の3つに分類されます。

心因性:精神的な負担によって起こるもの
外因性:病気による脳や内臓の機能障害によって起こるもの
内因性:脳の器質的な問題で起こるもの

よく知られる「鬱病」や「統合失調症」は、「内因性精神障害」の代表的なもので、ストレスや生活環境から脳内の神経伝達物質のバランスが崩されて起こるものと考えられています。
つまり「脳の病気」であり、誰でもなる可能性があるのです。

引きこもりとの関連性が強い精神障害

以下の精神障害は引きこもりとの関係性が特に強く、 「あけぼのばし自立研修センター」にも多くのご相談が寄せられています。
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統合失調症
統合失調症は、思考や感情がまとまらなくなり、幻覚や幻聴・妄想を伴う疾患です。
原因については解明されていない部分もあるものの、緊張・リラックスを司る神経系や、意欲やその持続に関連する系列、情報処理・認知に関する何らかの系列にトラブルが起きているといわれています。昔は精神分裂病呼ばれていました。

【陽性症状】
妄想(見張られているなど)・幻聴(誰かに陰口を言われている)・会話が成立しない
些細な刺激に過剰に反応・奇声・大声
【陰性反応】
無気力・場の空気が読めなくなる・人との関わりを避ける
比喩や抽象的な言い回しができなくなる
うつ病
喜怒哀楽の感情が極端に偏って表れ、それがある期間に持続する事によって、社会生活に支障をきたし、自らも苦しむようになる心の病気です。

【抑うつ気分】
・気分が落ち込む ・悲しい気持ちになる ・憂うつ ・希望が持てなくなる
【思考力の低下】
・集中力がなくなる ・ちょっとした決断が出来なくなる ・注意力散漫
・人の話が理解出来ない
【意欲の低下】
・好きな趣味も手に付かない ・話すことが面倒で無駄に感じる ・身だしなみを怠る ・テレビを見ても面白くない ・焦燥感でじっとしていられない ・生活に張りがない
【睡眠の異常】
・眠れない ・朝、目覚ましよりも早く起きる ・夜中に何度も目を覚ます ・寝た気がしない ・倦怠感が付きまとう
【食欲の低下(ときに増加)】
・食欲がない ・何を食べても味を感じない ・食べる事が面倒 ・短期間で急激な痩せ ・甘いものが欲しくてたまらない ・過食による急激な体重増加
【疲労・倦怠感】
・体がだるい ・疲れがずっと残る ・ひどく疲れる  ・体が重い ・思うように体が動かない
【ホルモン系の異常】
・月経の不順 ・勃起不全 ・性欲の低下
【その他症状】
・頭痛(頭重感) ・肩、背中、四肢関節などが痛む ・便秘・動悸がする ・胃が痛む ・発汗(多汗) ・息苦しい(窒息感)
気分変調症
憂鬱状態がほぼ一日中、長期間に渡って続く症状。「持続性抑うつ障害」とも呼ばれ、うつ病と症状は似ていますが、より軽度ながら長く持続する特徴があります。
症状が目立たないために診断が難しく、本人も本来の性格と思い込んでしまうケースも見られます。
疲れやすくなる、食欲の増加または減少、過剰な怒りの感情、自信喪失、絶望感といった症状のうち少なくとも2つ以上が併発します。集中力・思考力や判断力の低下もみられることがあります。
原因は神経伝達物質の異常や遺伝的要因など、多様なものが考えられますが、うつ病に比べ心理的ストレスの影響がより大きいとする文献もあります。
双極性障害(躁鬱)
双極性障害は、気分が極端に高まる「躁状態」と、低下する「鬱状態」を繰り返す疾患です。
鬱病とは別のものであるため治療法も異なりますが、明確に躁状態が現れるまでは診断が困難です。 発症年齢が25歳以下である、肉親に双極性障害の人がいる等が診断の目安となることもあります。
双極性障害は自殺率が高い事でも知られており、発病から20年後の自殺率は6%以上、生涯では10%にも達すると言われています。

【躁状態】
・自尊心の肥大:自分は何でも出来るなどと気が大きくなる
・睡眠欲求の減少:眠らなくても元気なまま過ごせる
・多弁:1日中しゃべりまくる。手あたり次第に電話をかけ続ける
・観念奔逸:次々にアイデアが湧いてくる。話の話題がコロコロ変わる
・注意散漫:気が散って一つの事に集中出来ず、落ち着きがなくなる
・活動の増加:仕事などの活動が増加し、よく動くが破壊的行動に繋がる危険性も含む
・快楽的活動に熱中:お金を使いまくり旅行、買い物などをする

【鬱状態】
・抑鬱気分・著しい体重の増減・不眠または過眠・精神運動性の焦燥または抑止
・疲労感または意欲の減退・無価値観、または、決断困難がほぼ毎日認められる
・死についての反復思考、反復的な自殺念慮、または自殺企図するための計画
パニック障害
突然理由もなく、激しい動悸や発汗、めまい、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感といった体の異常が起こるとともに、死んでしまうのではないかというほど強い不安感に襲われる病気です。この発作は「パニック発作」といわれ、10分から長くて1時間程度続くことがあります。

【よくある症状】
・動悸がする ・手の平、全身に汗をかく ・体や手足が震える
・吐き気や腹部の不快感 ・息切れ感や、息苦しさを感じる
・窒息感または喉がつかえた感じがする ・胸の痛みや圧迫感
・めまい、ふらつき、気が遠くなる ・自分が自分でない感覚
・気が狂うほどの恐怖感 ・体の一部に痺れ、うずきを感じる
強迫性障害
自分の意志に反して、不安や不快な考え(強迫観念)が浮かび、それを振り払おうとして同じ行動を反復(脅迫行動)してしまう病気です。強迫神経症とも呼ばれます。
よく見られる症状として、汚れが気になり何度も手を洗う、戸締まりが気になり何度も確認するなどがあります。

【代表的な症状】
不潔恐怖・洗浄強迫
汚れを気にして手を何度も洗う、シャワーや風呂に何度も入る。お金や吊革など他人が触ったものに触れない。
確認行為
戸締まりやガスの元栓を閉めたか等が気になり、何度も戻っては確認する。
加害恐怖
自分の不注意で他人に危害を加えていないか極端に気にする。車の運転中に、気付かず人を轢いてしまったのではないかと確認に戻るなど。
不完全恐怖
物事の手順や物の配置などを異常に気にする。間違えたりうまくいかないと不安を感じ、最初から何度もやり直す。
保存強迫(強迫的ホーディング)
大切な物を誤って捨ててしまうのではないか、不要なものもいつか必要になるのではないかと、物が捨てられない。 過剰にものを溜め込み、ごみ屋敷になってしまう。
自閉症スペクトラム ※2013年以降、アスペルガー症候群も含む
コミュニケーションや言語に関する困難と、限定された反復的な行動が現れる障害です。 知的障害・言語障害を伴う場合とそうでない場合があります。
原因は未だ特定されていませんが、現在では生まれつきの脳機能の異変によるものと推測されています。
一言で自閉症と言っても、生活に支障が出るほど症状の強い方から、「少し変わった人だ」と思われる程度の方まで様々です。そのため必要なサポートも一人ひとり異なります。
周囲に理解されにくい障害であるため、本人のわがままと捉えられてしまったり、頻繁に叱られたりすることで追い込まれ、うつ病や不安障害といった二次障害が生じてしまうことがあります。不登校やいじめに繋がることもあります。

【三つ組みの障害】
■ 社会性の障害
・人との関わりは持とうとするが、相手の気持ちや状況を考えない言動が多い
・関わり方が一方的でマイペース
・同年齢の人と相互的な関わりが持てない
・場の雰囲気が読み取れない(空気が読めない)
・年齢相応の常識が備わってない
・人の感情、気持ちが理解出来ない
・共感性が弱い

■ コミュニケーションの障害
・言葉の意味を理解出来ない為に解釈を誤る
・言葉の裏の意味が分からない
・人の気持ちを想像する事が難しい
・顔の表情や声のトーンから感情を読めない、想像できない
・相手の興味などは関係なく延々と自分の話をしてしまう
・非言語的コミュニケーションの理解が出来ない、または難しい

■ 想像力の障害と特異的な行動
・興味が極端に偏る
・目に見えない事に楽しみを持てない
・応用が利かない
・相互的な遊びが苦手
・考えや気持ちをリセットする事が苦手
・常同行動を繰り返す

社会不安障害、社交不安障害 SAD
人前で何かをすることに過度の緊張や苦痛を感じ、それを避けたり耐えることで社会生活に支障をきたしている状態です。
あがり症とは異なり、動悸、下痢、発汗、時にはパニック発作といった不安症状があります。
パニック障害とも似ていますが、パニック障害は「死」や「精神的におかしくなってしまうこと」に対する強い不安であり、症状は発作的に発現するものです。 社会不安障害は「人」や「社会場面」に対する強い不安である点などが異なります。

生涯有病率は3%~13%と言われ、決して稀なものではありません。
自殺を考えた事がある人の割合は鬱病よりも多く、本人の悩みは周囲が考えるより大きいものです。

【よくある身体症状】
・声が震える・顔がひきつる・顔が赤くなる・動悸・胸痛
・息切れ・呼吸苦・震え・発汗・しびれ・腹痛・下痢

【社会不安障害と同時に起こりやすい神経症の症状】
・高所恐怖症・加害恐怖・雑念恐怖症・嫌疑恐怖・地震恐怖・潔癖症・先端恐怖症
・不完全恐怖・精神病恐怖・疾病恐怖症・不眠症・抑鬱神経症

社会不安障害では、人前での緊張から、対人恐怖、社会恐怖などを引き起こし、引きこもりがちになったり、二次的に鬱病を発症してしまうことも珍しくありません。
実際、社会不安障害の患者さんの大半は、なんらかの精神障害を併発していると報告されています。「たかが緊張」などと軽く見ることは非常に危険です。
睡眠障害(不眠症・過眠症)
夜眠れない、目が覚めてしまう、よく眠れた感じがしない、などの症状が続き、日中の眠気や疲労、体調不良が起こる状態。
日本では約5人に1人が不眠症に悩んでいると言われます。 若年層には稀で、主に20代〜30代で始まり、加齢とともに増加します。また男性より女性に多いと言われています。
不眠症とは真逆の症状として、過眠症もあります。

精神障害の解決方法

精神障害は早急に適切な診断・支援がなされないと、苦痛やストレスから二次障害として引きこもりや家庭内暴力、 さらなる精神疾患を引き起こし、 より症状が深刻になってしまう危険があります。
周囲に理解者がいない場合、孤独に苦しみ自分を傷付けてしまうこともあります。

専門家の判断が必要であるのは勿論、本人・周囲が症状を正しく理解し、支えていくことが非常に重要です。

当センターでできること

「生きる力」を育むカリキュラム

「あけぼのばし自立研修センター」では、お子様の「生きる力」を育む様々なカリキュラムを行っています。
私たちは「ただの就職斡旋所」ではありません。 まずは医療機関での診断と、正しい治療の継続が先決です。 通院同行や服薬チェックから、治療過程をきめ細かくサポート。 症状を正しく理解し上手に付き合いながら、自立・就労への道を一緒に探していきましょう。

メンタルカウンセリング

カウンセリングには、カウンセラーとの相性も重要です。 40名以上のカウンセラーの中から、お子様と気の合うスタッフがじっくり信頼関係を築き、心の悩みに寄り添います。

生活指導

まずは寮長の指導のもと、規則正しい生活サイクルを取り戻すことから始めます。
健康的な生活習慣で心身のバランスを整えるとともに、自活に必要な家事スキルを身につけていきます。

各種研修

お子様の能力や興味・関心を育むため、様々な分野の専門講師を招いたカリキュラムを日々開催しています。
社会人研修やビジネスマナー講座を始め、 パソコン教室や英会話、 ボクササイズやヨガなどの体力トレーニングまで多様です。 個別の資格取得サポートも可能です。

農業体験 (くまもと湯前町研修所)

メンタルケアの一環として行う非薬物療法です。 自然や仲間とのふれあいを通して、心に深い傷を抱えたお子様も笑顔を取り戻していきます。
くまもと湯前町研修所

就労体験

センターが経営する飲食店や各種事業での就労体験が可能です。
経験や年齢に自信のない方でも、 まずはスタッフの目が届く環境、無理のないペースから始め、経験と自信を身につけることができます。
就労体験

キャリアカウンセリング

プロのキャリアカウンセリングチーム「働楽(はたらく)」が、 適職診断やアドバイス、進路相談はもちろん、仕事に関する小さな不安や悩み、就労後のアフターケアまで きめ細やかにフォローします。
働楽(はたらく)

レクリエーション・仲間づくり

センターには目標を共にする様々な年代の研修生達がいます。 入所時の歓迎会をはじめ、スポーツや観光、季節イベントなど、豊富なレクリエーションですぐに仲良くなれるでしょう。きっと一生の友人が見つかります。
卒業後もセンターへの来所は自由です。一人で心が折れそうなとき、いつでも私たちを頼ってください。

まずはご相談ください。

「あけぼのばし自立研修センター」では、お子様の性格・嗜好・考え方・特性などを深く掘り下げ、年齢や性別も踏まえた上で、そのお子様にあった独自のプランをご提案させて頂き、問題の核となる部分の矯正・緩和を目指します。

まずはお電話でのご相談から始める事をお勧め致します。

*完全秘密厳守をお約束します!
「あけぼのばし自立研修センター」にご相談いただくお客様は、法人役員・公務員・教員・医療関係者・芸能関係者・個人事業主・会社員など様々なご職業の方、またそのご家族と様々です。
個人情報保護法及び関連する法令・規範を遵守し、完全秘密厳守という対応を徹底しております。安心してご相談下さい。

「今」とは違う「未来」になっている事をお約束します。